送り火の準備

②15.08.10.割り木準備 長谷川さん

暑いです。もう何日も京都は猛暑日が続いています。哲学の道すぐ近くのガレージ奥の倉庫。今日も送り火の準備をされていました。大文字保存会の会員の方です。少しお話を伺いました。

「大文字山で割り木にする松の切り出しを始めるのが3月頃。まだ松は眠っている状態なので、油や松ヤニが出にくくなっている。チェーンソーで約50cmの長さにカット。丸太のままその場に積み上げて6月まで乾燥させる。これを梅雨前に火床付近の小屋や下へ運び、さらに乾燥させる。(写真の倉庫もこの乾燥場所の一つです。)7月中旬頃から、割り木にし、今の時期に束ねる。」

私が伺ったのは、この束ねる作業をされている時。つまり送り火本番の一週間前です。この一束を持たせてもらいました。

「重いねえ」「こんなん軽くなってるんや。丸太の時は10kg以上。これを2つ背負子に担いで移動させる。これだけ準備して燃やしたら30分やけどな。」

割り木の松は大文字山(保存会の所有林)だけでは、足りないので、今は洛西や鷹ケ峯の山からも集めているそうです。

②A 14.08.16.護摩木受付

②B 14.08.16.護摩木受付2

この乾燥した割り木は、送り火の前日と当日、銀閣寺の門前で一般の方に護摩木と共に提供されます。写真は昨年の様子です。各々ご先祖様の戒名や願い事などを墨で書いていただきます。これをまた、火床まで運ぶのです。当日の夕方、保存会の方は火床にこの割り木・護摩木を井形に組み、松葉を詰めて準備します。点火の8時まで西陽を浴びての作業は大変です。実は以前私もお手伝いに登ったことがあります。暑かったです。そして点火すると、もっと熱いです。火床周辺は逃げ場もありません。

よく「大文字焼き」と呼んで何かのお祭りと勘違いされている方がいますが、地元にとっては、ご祖先様を送る大切なお盆の行事です。他の山と併せて「五山の送り火」です。8月16日夜8時から。地元保存会の方に感謝しつつ、皆さんのご先祖様を送ってください。


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