紅葉情報1

哲学の道のイロハモミジの紅葉は、現在「色づき始め」といったところです。
モミジなら近くの永観堂や真如堂といった有名スポットがおすすめです。
哲学の道では、約402本(2016.4.調べ)の桜の紅葉が楽しめます。先日の風で落葉が進みましたが、まだまだ秋の風情が楽しめます。

最初の写真は、銀閣寺の参道近く西側の疏水分線と哲学の道の様子です。向こうに大文字山の火床が見えます。

その火床をアップで見てみました。今日もたくさんの方が登ってはります。(ちょっと京ことばで言ってみました) 特に、保育園・幼稚園の子どもたちの遠足が多いですね。火床までは、年少さんだとちょっとつらいけど、年中さん以上なら登れると思います。大人なら約30分の登りです。火床の中心=カナヤからは、京都市内が一望できます。ここでのお弁当は最高ですね。

3枚目の写真は、銀閣寺橋そばに立つ哲学の道保勝会の案内看板です。屋根付きの看板の上にスズメ(の飾り)が2羽止まっています。参道の入口にありますから、来られた時にはぜひ見てください。

花が少なくなる季節ですが、哲学の道沿いでは、まだまだ色々な花が咲いています。サザンカ・チャノキ・ヨメナ・ツワブキ・ススキなどです。洗心橋(法然院への入口付近)のたもとに、写真のヤツデが咲いていました。この時期の花のお客様は、主にハエです。最近このハエを見る機会も減りましたが、ヤツデの花を覗き込んでいると、次から次へとハエがやって来ます。ヤツデの花は蜜のある台座を浅く扁平にして、ハエが蜜を舐めやすい構造になっています。咲き始めは、おしべが活発に花粉を出す時期です。花の中心にプチッと突き出ているのがめしべで、もう少ししたら受粉可能になります。あえて時期をずらして、自家受粉を避けているんですね。

秋から冬にかけての哲学の道は、訪れる方も少なく、ゆっくりと静かに散策を楽しめる良い季節です。有名寺院を見たついでに、どうぞお立ち寄りください。

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