謹賀新年
あけましておめでとうございます。
新年、法然院に参拝してきました。山門を入ると、まず目につくのが、白砂壇(びゃくさだん)です。両側に白い砂盛りがあり、水の模様が描いてあります。この間を通ることで、心身を清めて浄域に入ることを意味するそうです。新年になって水の中の模様が替わりました。「寿」の文字と「梅」の花です。この山門から白砂壇付近は、撮影スポットなので、私は皆さんの邪魔にならないように裏から入ることが多いです。よく考えると身を清めてないことになりますね。申し訳ありません。
そのあとは、散歩がてら熊野若王子神社まで歩きました。ここは、永歴元年(1160)後白河法皇が、熊野権現を禅林寺(永観堂)の守護神として勧請したのを起源とされているそうです。また、京都十六社朱印めぐりのひとつ。元旦より2月15日まで実施されています。調べてみると、もともとは自分でしたためた願い文を神前に供え、奉納した「証し」として、神社の名号を墨書きし、神印をいただいたことが始まりだそうです。単なる「記念スタンプ」ではないんですね。
参拝のあと、お接待の甘酒をいただきました。
帰路も哲学の道に沿って。ご近所の素心蝋梅(そしんろうばい)が、もう咲いていました。このほかサザンカも咲いていますし、ナンテンやマサキの実がなっていたり。観光客の少ない今は「哲学の道」らしい静かな散歩を楽しめます。