鍾馗さん
哲学の道周辺は、この疎水分線よりも、
鍾馗さんの歴史は、諸説あるようです。中国の昔、
奈良県・滋賀県にも多い鍾馗さんですが、
哲学の道周辺で多いのは、銀閣寺の参道です。 今のところ7軒のお宅で見ています。
写真の鍾馗さんは、前述の本のナンバー28とたぶん同系のもの。 京都には多いそうです。(ここでは勝手に028A型と呼びます) あと1軒にも同じものが。右手に剣、 左手は腰紐をギュッが基本スタイル。
ところで、鍾馗さんは家のどこに置いてあるかわかりますか? そうです。エアコン室外機の隣。玄関の上、 小屋根あたりが多いですが、色々です。サイズは15~20㎝ 程度です。
写真をアップにしてみましょう。これは、 先ほどの028型に釉薬をかけて焼いたもののようです。( 勝手に028B型) 顔と手は素焼きでしょうか。
028型は、右足を一歩前に出し、ポーズを決めていましたが、 これは、やや直立タイプ。かなりしかめっ面をしています。 素焼きなのか釉薬がはがれたのかは不明です。(016型)
同じ直立タイプで、もう一つ。右手の剣も下に下げているし、 顔も怖そうではありません。 剣よりも言葉で鬼を説得する理論派タイプ?
直立ですが、仁王立ちといった感じ。顔や髭、 身体もデカく圧倒されますが、どこかやさしげですね。( 038型)
これは、桜谷町の鍾馗さん。大豊神社と霊鑑寺・ 安楽寺を結ぶ古くからの道沿い。家を改築されると、 鍾馗さんを外される場合が多いようですが、このお家では、 改築後も設置されています。新しいです。この鍾馗さん、 かわいい顔ですね。今風なんでしょうか。