謹賀新年

あけましておめでとうございます。
古い写真が出てきました。1960年(昭和36年)ごろの琵琶湖疏水分線の写真です。場所は銀閣寺橋の少し南側です。この写真のあとから、この疏水分線をつぶして、自動車道路にする計画が持ち上がります。地域住民は、この計画に反対し保存・再整備の運動を始めます。「哲学の道保勝会」という団体を作り京都市に要望し、1970年(昭和45年)現在の哲学の道の形に整備されました。

写真の自動車が走っている下に直径180cmの水道の導水管を埋め、その上は遊歩道と自動車道路に整備されています。遊歩道の石畳は、京都市電の敷石の再利用です。これ以降「哲学の道」という名前がよく使われるようになってきます。

上の写真は2017年(平成29年)12月の同一場所の写真です。1枚目の古い写真の疏水右側(西側)の桜は、残念ながら伐採して、再度少し西に植えなおしているのがわかります。また疏水の水が現在かなり少ないのもわかります。同居している99才の祖母は、「疏水の水が少ない(すけない)なあ。昔はここで泳いでたのに」と疏水をのぞき込んでは、言っています。

2枚目写真は1枚目写真の撮影場所の元町橋です。
この向こうに京都市営駐車場が見えます。

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