八重桜「散り始め」
桜橋の南、「ギャラリー」さんに昭和26年の写真が展示されています。今の「五建ういろう」さんの橋周辺が写っています。ご主人「右端が私。弟と母が写っている。お正月の写真のようだ。店の2階から父が撮影した」とのことです。同じ位置(1階)から私が撮った写真と比較してみましょう。
私が「京都市水道局の資料では、この橋はNTT橋となっているんですが?」と聞いてみると、北隣の「ようじや」さんの建物は、以前はNTTの保養地で、こちらが出入り口だったとのこと。よく見ると今も写真に写っている門の石垣が残っています。その後北側からの出入りとなったため、こちらの橋は、もっぱら民家の方(現在「五建ういろう」さん)の使用となったようです。写真には、門の石垣の上に、シーサーのような動物の置物が見えます。近づいて見ると、壊れた跡が残っていました。
もう一度橋の欄干部分をよく見てみると、昔の日本電信電話公社のマークと「鹿ケ谷寮」と書いてありました。