五山の送り火

8月16日は、お盆に迎えた精霊を送る「五山の送り火」でした。哲学の道の背景の山、如意が嶽の点火は、地元の大文字保存会の方によって、執り行われています。前日から、松の割り木と護摩木の提供があります。○○家先祖代々之霊  家内安全 健康長寿 などの願いごとを書きます。この松の割り木は、2月頃から、山に登り木の切り出しを行います。乾燥させた後、割って束ねるなど大変な作業をされて、夏を迎えるわけです。 20140816送り火 (3)

当日は、お昼に大雨となりました。1時間の降水量が87.5ミリと記録的な豪雨でした。哲学の道周辺の道路でもマンホールのフタが浮き上がっていました。噴出する水の上で重たいフタがユラユラ揺れているのです。ダンシング・フタでした。保存会の方は、点火場所の火床には、昼すぎに登り、割り木や護摩木を組み始めますが、今年は特に大変だったんじゃないでしょうか。そんな豪雨も止み、今年も無事に点火されました。

 私の自宅は、哲学の道周辺なので、銀閣寺道の交差点あたりまで出て来て見ます。数珠を手に、精霊が無事に帰っていかれるように拝みます。一方では、やれやれやっとお盆の行事が終わったという安堵感もあります。(写真は、手前の山の木で、下側の火が写っていません)

この交差点からは、左大文字の火もかろうじて見えます。言われないとわからないくらいですが。京都銀行の前がおすすめです。

お盆の行事でいえば、子どもたちには、このあと「地蔵盆」が待っていますね。

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お知らせ

8月28日(木) 弥勒院で「採燈大護摩供」が行われます。

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